私は強い女性が好きです。
映画やドラマを見ていても強い女性のキャラクターをすぐ好きになってしまいます。
JJエイブラムス監督の海外ドラマで例えるとすると、ロストのシーズン2に出てくるアナルシア、フリンジだったら主人公の警察官、オリビアが大好きです。
このネタ、分かる人いますかね?まあいいや。本題に入ります。
私の身近にいる強い女性の話
私の職場にも強い女性がいます。
「接客業向いてますねー」とよく言われる私は、愛想よく世間話をする能力はバリバリある。
だけど「バリバリ仕事する女性」ではないことを自覚している。まだそこの域に近づいてすらいない。
自分にはないものをやはり人は求めるのか、私は強い女性に憧れる。
そして身近にいるのが私のすぐ側の机に座るロシア人の女性だ。
彼女は強い。そして私は彼女が大好きだ。彼女には言ってないけど。
ある同僚が、「あのロシア人の彼女は私は最初は怖かった。」なんて言っていたが私にとっては全く怖くない。
彼女が"Good at heart"なのが分かるからだ。私が仕事を始めて3日目、彼女の名前を呼び間違えてしまい謝ったら真顔で
「別に何回間違えてもいいのよ。いずれ覚えてくれれば」
とツンと言って去り、その時に「カッコイイ.....」となってから私は彼女にこっそり夢中だ。
彼女は長くそこで働いているから仕事への自信もあるし、ボスへも容赦はしない。
ボスからの電話に、「YES」と不機嫌そうに出て「今やらなきゃいけないことあるんだけど」とピシッと言って電話を切っているのを見て更に好きになってしまった。
いや、分かるよ。日本企業でやったらまずありえない行為なんだけどね。私のツボも一体何なんだって感じだけど、ボスからの電話にも「さっさと切り上げて私に私の仕事をさせてくれる?」とも言わんばかりの態度勃発させる彼女はやっぱりカッコいいのだ。
彼女は基本的に無駄なことを言わない。余計なことを言わず単刀直入に物事を言うから、人によっては冷たいという印象を受けるのだろう。
愛想よく無駄口叩いてばかりの私にとっては、学ぶところがたくさんある。
助けを求めたらサッと現れてくれたロシア人同僚
仕事を始めて1カ月もたたない頃、私が仕事を覚えてきて自分のTo doリストにパニック気味になってしまい、どれを優先したらいいかも分からず「助けてくれ」と周りに助けを求めたらすっと席を立って隣に来てくれ、
「どうしたの」
私:「何から始めたらいいかもう分からない。このままじゃ絶対ミスをするのを自分でも分かってる」
「いいのよ間違えても。まずあなたの机から片付けましょう」
とツンと言い、私が自分のメモ用に書いて散らばっていたノートをまずまとめてくれた。
「まずこれ。あなたはこれらをどこに置いていいか知らないから溜まっていってるの。これとこれチェックしたらしまいにいきましょ」
と、しまうまで一緒に付き添ってくれた。
「これに関してはあなたは習ってもないしあなたを混乱させるだけだから私の机に置いておくわ」
「はい次。ほら、ここにあなたがすぐ出来ることが溜まってるから一個ずつ片付けましょう」
と、本当に1つずつ一緒にやってくれた。
「これらはあなたがもう既にできることね。できたら私に知らせて。」
と、スっと席に戻って行った。
普段は他の教育係に教えてもらってるため、彼女がこうして付きっ切りで教えてくれたのは初めてだった。
そして、見事なTo do リストの裁き方だった。
正直私が「このままじゃ絶対ミスをする」と言ったとき、「いいのよ間違えても」と言ってくれた時に普段ツンとしてる彼女の優しさにうるっときそうになった。
彼女が手伝ってくれた後、私の頭の中も整理されたようで一気に色んなことが終わった。
他の同僚も
「ロシア人の彼女に机片付けるの手伝ってもらったんだって?いいなー私もやってもらいたい!」
なんて言っていた。
彼女が帰る前、
「ヘイ、今日は助けてくれてありがとう」と言ったら
「It's ok。残りは、明日やるわ」
ツンと言って、それだけ。彼女はやっぱりカッコいい。
尊敬している彼女から学ぶ主導権の握り方
一部の人には、「彼女はnot niceよ。いくつかのことに関して全く例外を認めてくれないもの」
なんて言われているのも耳にしたが、彼女は仕事をしているだけ。やはり私にとっては尊敬できるカッコいい女性なのだ。
職場では、自分のデスクの場所というのも運の内だと思うが、私は席運に恵まれたと思う。彼女と同じブースで、彼女の電話応対の仕方を見て今の私がいる。
「Ellie, あなたはとてもNiceだけど電話ではあなたが主導権を握るのよ。私を見てても分かるでしょ。電話を取ったら2分以内にこう言えばいいわ。」 という助言付き。尊敬している彼女に「主導権の握り方」を直接教われて、大変嬉しかった私はすぐさま自分宛にメールして記録した。
それから私の電話対応の効率がよくなったのは言うまでもない。
私の尊敬する同僚の話まとめ
彼女と私は席が近いが、彼女は最も忙しいメンバーの1人なのであまりむやみに質問しないようにしている。
彼女は何年も知っているメンバーには笑顔を見せることもあるが、新人で知り合ってからまだ間もない私や他の新入社員には境界線をはっきりとさせている。
きっともう少し長く働けば、「I know you long enough」といった態度で接してくれるかな。笑
私の強い女性への道はまだまだ長い。