今日はドラッグに関して書きます。ラインアップはこちら。
- ドラッグについて学ぶ心理学の授業
- 何もすることがないからドラッグ使う同級生
- ラリってて自分の誕生日だと思い込むアホ
- ADHDの為の処方箋を鼻から吸い込むバカたち
ドラッグについて学ぶ心理学の授業
わたし元心理学専攻、一応心理学でアメリカの大学を卒業しています。授業のほとんどがドラッグについてだった日もありました。
一度教授がこうクラスに質問した事があります。「ドラッグ中毒から抜け出す人にとって、レストランが1つの大きなキーワードになる。何故だと思う?」
この頃もう心理学学科にいて3年。クラスは顔なじみばかりでした。留学生はわたしと中国人の女の子1人のみ。
クラスの皆は「レストランの裏でドラッグの売り買いがされているから?」
「レストランの裏でよくマリファナ吸ってる従業員を見た」
「皿洗いが退屈な仕事でマリファナ吸って気を紛らわしているから」
とか色々答えていました(日本じゃありえないな、ほんとに)
そして中国人の子が手を挙げて言いました。
「ドラッグを使うとお腹が空くからでしょうか」
ここで彼女が話しているのは明らかにマリファナの事です。マリファナを吸った時の効果の1つとして「大変お腹が空く」というものがあります。
マリファナ以外のドラッグは特にお腹が空くとかそういうことは起こらないです。*危険ドラッグとマリファナは全く違うものです。
クラスの中では「リハビリを要するようなヘロインまたは覚せい剤の中毒者がクリーンになるまでの過程でレストランが1つのキーとなる」という話をしていました。
教授の質問の答えはこの記事の最後に発表します。重要だから。
何もすることがないからドラッグ使う同級生
いやー、アメリカの大学はすごいですよ。
期末試験も終わって、何にもやることがないって日に色んな人がわたしと婚約者のアパートに遊びに来てくれたんですが
「DとBが今日はモリーやってるらしいから後でここにも遊びにくるかもね。」
とある友達が言ってきて「来そうだな…」と思っていたら来ました笑
まあ結構普通で、ややいつもよりフレンドリーだなと。
遊びに来てくれた日本人のアメリカ来たばっかりの男の子と大変盛り上がっていたり笑
なに今日お前モリーやってるの?という問いかけに
"Yeah!"とキラキラ笑顔の2人。
"Why?"と聞いたら
試験も終わって特にやることもないだろ?という大変アホらしい答えが返ってきました。
ラリってて自分の誕生日だと思い込むアホ
あとはパーティーやってた時代に遊びに来たアメリカ人の男友達が
「紹介させてくれ。俺の友達だ!今日こいつの誕生日なんだ」
みたいなこと言ってたからパーティーに入れて
Nice to meet youな感じで飲んで
後日聞いてみたら誕生日などでは全くなく、ただラリってただけだったと笑
常習者なのかいつもと全く変わらなかったけどね…笑
I can't believe I celebrated you lol (祝ってやったなんて信じられない笑)と言っておきました。
でも、アメリカでもさすがに覚せい剤はヤバいということで
覚せい剤までいったら終わりだよなという認識です。
他のことはやるくせに……笑
ADHDの為の処方箋を鼻から吸い込むバカたち
アメリカにはADHDに使われるAdderollという日本にはない処方くすりがあるんですが、それをパーティー前に鼻から吸うやつもいます。
*元はちゃんと口から飲む処方薬です
Adderollやりたい人のため、私もまあドラッグじゃないしいいかって自分のアパートの台所を貸してあげてたんですけど
アメリカ来たばかりの中国人の男の子がそれを見て「ドラッグだドラッグだ」とびびって帰ってしまいました。
「違う、あれはドラッグではない」と言った私のこともヤバいと思ったのか
その後完全疎遠です笑
ドラッグじゃない!!
使い方がまずいだけ!笑
AdderollはADHD, ADDを持つ人、
まあ集中力に問題のある人たちがより集中できるように飲む薬です。
飲むだけなら本当に論文に集中したい時なんかにとても良く、早く終わらせられたりする効能があります。
ADD、ADHDがある人だけではなく集中することに問題がある方たちは。
その薬にはアンフェタミンというスピード系のドラッグに含まれる成分が入っており簡単に言うとちょっと元気になります笑
私はAdderollがどんな薬かを知っているので、
鼻から吸ってる奴らを見てもバカだなぐらいにしか思わなかったんですが
何も知らない人が見たら確かに鼻から危ないもん吸ってるようにしか見えませんよね笑
実際私も朝起きて電子レンジの前に白い粉があったのを見つけて笑うしかありませんでした。
ドラッグはダメ絶対っていうまとめ
えー、わたしがここまで詳しいのは
addictionの分野に元々興味がとてもあり、学問的に勉強をしていたんですが
アメリカの心理学科のクラスメイトの1人で「体験型学習」と銘打ってどんどん色んなドラッグを実験的にやっていたアホのおかげです。
何故か成績は優秀でちゃんと卒業もしてて。
大変良い奴でもありました。そのアホに色々教えてもらいました。
酒も強かったなあ…
こうやって書くとアメリカってほんとに頭がおかしいですね。
絶対ドラッグはやらないように。
やりすぎると本当に痩せていきます…。実際にそういう人を見たし、ドラッグやった時は例え快感でも、トリップが終わった後には脳にほとんど幸福感を感じるためのセロトニンが残らない状態になります。
だってドラッグはズルして幸せを感じる行為だから。
セロトニンがばーーーーっと一気に出て翌日には何も残らない感じ。
その後普通に鬱な日々が待っています。
そこでまた幸せになる為に使ったら泥沼です。
やるとしても葉っぱまで。ただし州による。ドラッグは絶対にやっちゃダメ。
色んな人を見て来た私が言います。
そして冒頭にある教授の「レストラン」についての質問ですが、
ドラッグが原因で捕まり、ようやく出て来た人が最初に就きやすい仕事がレストランだそうです。
そうすると従業員の中に1人か2人、他にも過去にドラッグを経験した似た境遇の人がいたりする。
そこで一度は辞めたドラッグを、再度新しく会った「仲間」とまた共犯としてやり始めてしまう人を見て来たそうです。心理士時代のその教授は。
ドラッグから抜け出すには、その人を取り巻くドラッグ文化からの脱出 がキーとなるそうです。
そう考えると同じようなドラッグユーザーがいるレストランで働くことは回復には繋がりません。
また他にももちろん皿洗いがマリファナを吸った状態でひたすら単調な作業をこなしていく、ということも実際にあります。
アメリカの闇はいっぱいあるけど今日の記事はその闇のうちの1つでした。
Ellie