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アメリカのドラッグ事情についてPart 2. アメリカの大学生が論文終わらす為に使う薬

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今日はアメリカのドラッグ事情Part. 2です。しかし今日は前回とひと味違います。

日本にはないADD、ADHD治療薬Adderall、またはvyvanseについて。

軽く説明から。

  • ADD/ADHD=注意欠陥障害 / 注意欠陥多動性障害
  • Adderall/vyvanse=日本では手に入らない飲むと集中が持続できる処方箋2種。

 

アメリカの大学生はこの薬たちの乱用がひどいです。

なぜか?集中して課題を終わらせテストで点を取るためです。 

一番ひどいケースでは鼻から吸っています。前回のブログ見てみて下さい…。

ちなみに使用者からの経験談で、「Adderallよりもvyvanseの方がナチュラル」だそうです。どちらもアンフェタミンが入っています。

 

現在世間を騒がせている覚せい剤にも確かに同じ成分は入っていますが、人を変えてしまう覚せい剤と治療薬として医者が処方するAdderall/vyvanseは全く違う物です。

 

ラインナップはこちら。

1. ADHDじゃなくてもAdderollを使って論文を終わらすアメリカ人学生達

2. 大学の寮で買えるAdderoll

3. 売り買いされているのはドラッグだけではない

 前回の記事↓

 

ADHDじゃなくてもAdderollを使って論文を終わらすアメリカ人学生達

私が初めてAdderallというものを知ったのは多分大学2年目〜3年目の時です。

 図書館で勉強してたら友達のNick(仮)からメールが来ました。

"Hey. Do you have any addies?" 

「Addiesって何だ…」と思った私はググってみるも全く分からず。

Nick(仮)に聞きたくなかった私は図書館にいた大学院生のチューターに聞きました。

 

*アメリカの図書館には生徒の論文の添削をしたり、数学を教えたり、勉強を助ける為のチューターが居ます。プロのチューターもいるが成績の良い生徒や大学院生もチューターとして見てくれる。私がこのとき聞いたのは大学院生。

 

ブログ筆者: "Excuse me. Hello, my name is Ellie. Can I ask you something?"
(すみません、どうも、Ellieと言います。ちょっとお聞きしてもいいですか?)

チューター: "Yes?"

ブログ筆者: "I got this text message from my friend, and I just don't know what he is talking about"(携帯見せる)
(友達からこのメール貰ったんだけど、彼が何を言ってるか分からなくて)

チューター: "アッハッハッハッハ"

ブログ筆者: "!?"

 

そして彼女は"ADHDって知ってる?"と私に聞いてきました。

まだ心理学部二年生だったけどさすがに知っていたのでyesと言いました。

チューター: "その治療の為の薬だよ。それを飲むととにかく集中できる薬。彼がADHDを持ってるのか私は知らないけどね笑"

私: "へえ"

どうやらAddiesはAdderallの呼び名だったそうです。

とりあえずNick(仮)には「持ってない。宿題頑張ってね」とメールして終わりましたが

後日わたしはそのADHD治療薬のAddiesとやらを実際に見る事ができました。

 

大学の寮で買えるAdderoll

確かそのときは同じ寮のフロア全員の女子が友達という素晴らしい年で。

その内の1人が後日私の部屋を訪ねて言いました。

 

"Hey Ellie, I am just on my way to get some addies. But I'm getting it from this guy I don't know. I mean, maybe I have seen him and heard of him but I have never talked to....(略) Can you come with me? He just lives down the hall."

「ハローEllie, 今ちょっとアドロールをゲットしに行く所なんだけど知らない男子からもらうところなの。
まあ、見た事ある気がするし聞いた事もあるかもしれないけど一度も喋った事(略) 一緒に来てくれる?
彼はその廊下のすぐそこにいるんだけど。」

 

Addies?今Addiesって言ったぞ!!Addiesが遂に見れる!!

と思ったわたしは、日本にはないADHD治療薬を是非見てみたいと思い彼女と一緒に行く事にしました。

そのAddiesを"売ってる"彼らの寮の部屋に行ってみるとちょうどマリファナ吸ってました 笑

もう一度言いますが全てアメリカの大学の寮で起こっています。

 

そして彼女がお金を渡したらものすごい大量の青い薬を渡されていました。 

「じゃあね。マリファナも欲しかったら言ってくれ。」

と言われて去った私とアメリカ人女子。

 

もう一度また言いますが、アメリカの大学の寮で大学生が大学生に売っています。 

本当に片手にいっぱいの大量の薬を渡されていて、普通に苦笑してるアメリカ人女子。

青い錠剤で10mgって確か書いてあった気がする。 

 

その女子に"ADHDあるの?"と聞いてみたら

"No, I am not particularly. I mean, maybe."と非常に微妙な感じで言っていたので

別にADHDと診断された訳じゃないけど宿題終わらせるためにやってたんだなと笑 

 

その後図書館でその女子に会って挨拶したらガン無視でパソコン相手にカタカタやっていました。

「お…oh、集中してる」と思い

図書館の外でタバコ吸ってたらその子もタバコ吸いに来て

「さっき集中してたね。私がHiって言ったの気付いた?」と聞いたら

「ええ!?うそ?全然気付かなかった…I'm sorry」

集中し過ぎて本当に聞こえてなかったみたいです笑

Addroll別名Addiesってすごい!

 

売り買いされているのはドラッグだけではない

そう、アメリカの大学の寮で売買されているのはドラッグだけではありませんでした。

私はその後もアメリカ人の友達にどんどん会い、アメリカ人女友達と宿題会❤️なんてこともありました。

その時に

アメリカ人女子A: "I need addies"(アドロールめっちゃ欲しいわ)

アメリカ人女子B: "Well, do you have some?"(持ってる?)

アメリカ人女子C: "No, but John(仮) may have some. Do you want me call him?"
(持ってないけどジョン(仮)が持ってるかも。電話しようか?)

A: "Sure"(お願い)

C: "He is asking how much you want, Ellie, do you want some?"
(ジョンがいくつ欲しいのかだって。Ellie,いる?)

ブログ筆者:"(...ME?!) I'm all set, thank you"((…私!?)私は大丈夫、ありがとう)

 

みたいな会話が普通にありました笑

そして彼女達にADHDまたはADDがあるか聞いてみても半分はきっとNOと答える現状です❤️

 

あとは、ザネックスとかいうちょっとリラックスできる安定剤があるんですがそういうのも普通の大学生が手に入れて寮で売っています笑

 

そう、マリファナも普通の大学生が売っているんですがアドロールやザネックスなどの処方箋も生徒同士で売り買いがされています。

  

まとめ

分かった事が、

アメリカの大学生は論文を終わらすためにAdderollをブースターとして使い

一気に終わらすということです。

 

アメリカの大学がとても忙しいということは有名な話かもしれません。

だからADDやADHD用の薬を使うのか?そうかもしれません。

"集中する”ということは学生にとっては最大の武器だと思います。

多くの人が自分がしたいと思う程勉強できずに悩んだりもします。

 

大学生にとって「飲んだら勉強に集中できるのは間違い無し」の薬があったら

しかも論文の提出日間近だったら、テストの前日だったら、ADHDがなくてもAdderallは学生にとって魅力的な合法の薬なのかもしれません。

 

心理学関連の記事でも、アメリカの学生のADHD/ADD用の処方箋の乱用について取り上げられているものがたくさんあります。 

 

なんか連日清原選手の覚せい剤の報道を見ていたらアメリカの学生たちを思い出しました。

普段の能力を少しだけ助けるブースターのように平然と薬を使う彼らは、Adderallとvyvanseも依存・中毒のリスクが高い薬というのを知っていたのかなと。

お医者さんが処方する薬とはいえ、パーティー前に鼻から吸って興奮剤にするおバカな人たちもいるくらいだから。

Ellie K 

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